コロナ対策が続く中、気分転換になる読書ができたらいいですよね。
でも、カフェや喫茶店だと感染が心配、席が減らされて使いにくいし…
家だとなかなか読書に集中できない!と悩む方も多いのでは。
家で読書に集中する対策をまとめてみました。
家だと読書に集中できない原因
周囲の物に気が散りやすい
カフェや喫茶店は心地よい雰囲気で読書もはかどりますよね。
家だと、置きっぱなしの書類、ごちゃごちゃのケーブル、散らかった子供のおもちゃ…雑多な物が視界に入りがちです。
目から入る情報が多いと、読んでいる本の情報を処理する妨げになります。
さらに、きれい好きな人だと「本当は片付けたほうがいいのに、片付けられていない」という心理が負担になって読書に集中しにくくなってしまいます。
だからといって、片付けを始めたら読書どころではなくなってしまう可能性大です。
家族に気を使う、子供の世話が大変
同居の家族・パートナーがいる方だと、自分が読書中にほかの人がテレビを見ていて、音が気になることはありませんか?
それに、読書に集中したいな〜と思っていても、実際、家族は構わずに話しかけてくるものです。「読書中だから話しかけないで」と言うのも気まずいですよね。
小さなお子さんは特に、親が読書に集中しているとかまってほしい欲求が強くなりがちです。「ママこれ見て〜」「パパ遊びたい〜」と、お子さんのリクエストだらけで本をあきらめているお父さん・お母さんは多いのではないでしょうか?
家で読書に集中するには?対策7選
・集中しなくてもいいと思って読んでみる
・途中で読むのをやめてもいい
・読む本は何冊か用意する
・短編小説を読む
・気になるところから読む
・読書専用チェアを置く
・ビーフシチューを作りながら読む
それぞれ説明していきます。
集中しなくてもいいと思って読んでみる
家で読書に集中できない原因をなくすことはけっこう難しいです。
ここで必要なのは発想を変えることです。
集中しなくてもいい!と思って読んでみましょう。
具体的には、適当にページをめくって流し読みしてみることです。
読み始めれば意外と続きの内容が気になって中断できなくなるものです。
真面目になんか読まないもんね!と思いっきりダラけた姿勢で本を開くのもありです。
読書のスタイルはこうあるべき、というこだわりを捨ててみましょう。
途中で読むのをやめてもいい
本を開いてしばらく眺めてみたものの、心に響くものがない。
そんな時は我慢して読み続ける必要はありません。
いまの自分が必要としている本ではなかったと考えます。
売れている本だから、みんなが読んでいるから、というのは関係ありません。
間をおかずに他の本に移りましょう。
読む本は何冊か用意する
読んでみて心に引っかからないハズレ本だったとき、すぐに別の本を読み始められるようにしましょう。
読みたい本を必ず手元に何冊か用意して、読書をスタートするのがおすすめです。
その日の気分によって読みたい本も変わります。
手元の本は常に3、4冊くらいあるといいでしょう。
自分の中の読書モードを起動するだけでも、かなり労力を消費します。
せっかく起動した読書モードを、読む本がないせいでシャットダウンするのはもったいないですよね。
短編小説を読む
小説を読むなら、短編集を1冊はチョイスしておきましょう。
短編集なら、目次でその時の気分に合ったタイトルを選んで読み始められます。
1冊8タイトル以上入っている短編集なら、1タイトルにつき20分前後で読了できます。
まとまった時間がとれない人にもおすすめです。
結果として読んでいないタイトルが残っていても、気にせず放置しておきましょう。
8つあるタイトルのうち3つでも気に入ったタイトルを読めたら、十分な満足感があると思いますよ。
気になる所から読む
小説ではなくビジネス書や実用書を読む場合なら、目次の項目を見て気になる所から先に読んでみましょう。
一から習得しなければ、と始めからじっくり読もうとすると、思ったように進まずにストレスになることもあります。
気負わずに拾い読みする感覚で始めてみましょう。
読書専用チェアを置く
読書に集中する気分を高めたいこだわり派の方には、読書のときだけ座るチェアを置いてみるのはいかがでしょうか。
コンパクトになるアウトドア用のチェアなら、しまっておきたい時にもすぐ片付けられて便利です。
おすすめはロッキングチェアになる部品を付けられるタイプ。ゆったり腰掛けてユラユラすると、普段の自分の部屋の中にいても、視点が変わって特別な気分になります。
もっと視点を変えられるのが、室内でも使えるハンモック。
スペースはある程度必要ですが、リラックス感は抜群です。
ビーフシチューを作りながら読む
なぜビーフシチュー?と思われるかもしれません。
ビーフシチューの作り方は、牛肉と野菜を大きくカットして厚手の鍋で炒め、水と調味料を入れて1時間半〜2時間弱火で煮るだけ。手間はほとんどかかりません。
ですが、時間はしっかりかけるのがポイントです。
時間をかけて仕上がったビーフシチューは、お店に勝るとも劣らない美味しさになります。
この「手間はかからないが時間はかかる料理」が、読書に良い効果をもたらします。
まず、「鍋を火にかけている」というわずかな拘束があることが、読書に向いています。
作り始めたら出かけられないですし、読書しているうちに寝てしまうことも防げます。
そして言うまでもないことですが、後で夕飯の支度をしなきゃ…と気にする必要がなくなります。
さらに、作り方が単純なので、小さいお子さんも一緒に作ることができて喜んでくれるという効果があります。
「にんじん、半分に切るからやってみよう」「炒めるの手伝ってくれる?」など声をかけて手伝ってもらいましょう。
料理をした満足感と出来上がりまでのワクワク感で、お父さんお母さんが読書に集中するのも大目に見てくれるかもしれません。
ビーフシチューのお肉は、特にすね肉だと絶品ですが、普通のシチュー用牛肉でも美味しいですよ。ブロッコリーなど緑を取り入れると、見た目も栄養も一皿でバランスが取れます。老舗の喫茶店で読書に浸り、お待ちかねのビーフシチューが運ばれてきた気分でスプーンを手にしましょう!
家で読書に集中できないときの対策7選まとめ
・集中しなくてもいいと思って読んでみる
・途中で読むのをやめてもいい
・読む本は何冊か用意する
・短編小説を読む
・気になるところから読む
・読書専用チェアを置く
・ビーフシチューを作りながら読む
自宅で読書環境を整えるのは簡単ではありません。
「どうせ集中できないから、本を読んでも意味ないな〜」と、あきらめてスマホやゲームに手を伸ばしてしまうことがあるかもしれません。
でも、ちょっと待って下さい。
「読書に集中できない!」と悩むのは、あなたが本というトビラの向こうに何かを見つけたいからではないでしょうか?
だとすれば、トビラの向こうに踏み出せなくても、ちょっとだけトビラを開けて覗き見するのはどうでしょう?
開けた隙間から見える風景に、ココロ動かされることがあるかもしれません。
読書に集中しようと気負う必要はありません。
ここで紹介した対策も参考にして、本に触れる機会、本との素敵な出会いを増やしてみてはいかがでしょうか。