読書

Audible(オーディブル)ってどう?使ってみた感想を紹介!

耳で聴ける読書、オーディオブックを利用したことはありますか?Amazonが提供するオーディオブックのサービス「Audible」について、筆者が実際に使った感想を紹介します。

こんな悩みがある方は参考にしてみてください。

Audibleのサービス概要

毎月1コインが付与=オーディオブック1冊を購入できる

Audible(オーディブル)はAmazonが提供するオーディオブックのサービスです。
月額料金は1,500円。Audible会員には毎月1コインが付与され、1コインで好きなオーディオブックを1冊購入することができます。

このとき、1冊1,500円を超えるタイトルであっても、1コインで購入ができます。
なお、使わなかったコインは6ヶ月間は繰り越しができます。

追加で購入するとき

もしコインを消費したあとに他のオーディオブックを購入したい場合、会員価格として30%割引で購入できます

支払い方法はクレジットカードのみです。Amazonに登録しているカードをそのまま使うのが一般的かと思います。

Audible会員になっていない人でも、Amazon.co.jpのサイトからオーディオブックを単品購入することができます。
この場合、30%割引はありません。



返品制度

オーディオブック購入したけど、聴いてみたらなんか思ってたんと違う…

  

Audible会員特典の返品制度を使ってオーディオブックの返品・交換ができるよ!

Audible会員は、購入したオーディオブックがイメージと違った場合に返品制度を利用できます。以下の3ステップで返品ができますよ。

1 AudibleのPCサイトからアカウントサービスにアクセス
2 購入履歴からタイトルを選択し、返品ボタンをクリック
3 返品理由を選択して再度「返品する」をクリック


「朗読する声優さんの声が合わなかった」「ナレーションが思ったより聞きにくかった」ということがあっても安心ですね。

返品制度の利用回数には上限があり、回数が上限を超えると返品ボタンが表示されなくなります。
(それ以上返品をしたいときはカスタマーサービスで対応)

「読み放題」ではないことを理解して、節度をもって使ってくださいということですね。Audibleは試聴もできるので、うまく使っていきましょう。

Audibleを実際使ってみた感想!

筆者がAudibleを約1年使用してみた感想を、途中で解約した理由も含めて紹介します。

メリット

電車通勤に最適

Audibleの無料体験を始めたきっかけが、筆者の電車通勤が長時間だったことです。(片道1時間15分くらいでした)

読書に使える時間が豊富とも言えますが、混雑しているため片手を動かすのが精一杯で、本のページをめくれません。
ただ人に押されて1時間15分、往復3時間…苦痛でしかありません。

Audibleのおかげで、ただ立っているだけ、つり革につかまっているだけで自分のためになる読書ができました。

速度調整が便利

Audibleには再生速度の調整機能があります。好みの速さ(1.5倍、2倍など)に変えられるので便利です。

難しめの本だと、最初から一言一句理解するのではなく、まずはざっと流し読みしたいこともあります。
そんなときは2倍で再生し、もう1回聴くときに1.5倍にしたりしていました。

重い本を持たなくていい

電子書籍と同じことですが、重い本を持たなくていいのは楽です。
名作といわれる本ほど、デカい・重い→通勤に持っていけない→結果読み進められない…という問題がありましたが、その問題が解消されました。
さらに、電子書籍と違い目が疲れません。長い目で見ると健康にいいですね!

購入してよかった本

筆者が購入して特によかった本を紹介します。

7つの習慣プライベートコーチ レッスン1 主体的にいこう 著者:フランクリン・コヴィー・ジャパン ナレーター:小松史法

自己啓発本のロングセラーである「7つの習慣」を、理解がしやすいように質問形式を取り入れて編集したAudibleオリジナル版で、レッスン1〜7の7冊ですが、最初の1冊だけでも体験する価値ありかと思います。
ナレーションもはっきりしていて聞き取りやすいですよ。

特にレッスン1は、環境の変化や立場の変化があった方におすすめしたいです。
新しい状況だと、つい周りを伺ってから動いてしまうことはないですか?
結果、逆に自分が居づらい環境が作られてしまうこともあります。
なので、筆者は職場の新年度どう振る舞うか悩むことがありました(笑)

このレッスン1で流れてくる質問に耳を傾けていたら、思った以上に後ろ向きな自分の癖に気づきました。耳で聴く問いかけ形式ならではの気づきですね。

そして、自分から動く・話すことでもたらされる良い事例を聴き、できることをやってみようと勇気をもらいました。
行きにくかった上司の机に早めに行くとか。←当たり前

はだか――谷川俊太郎詩集 著者:谷川俊太郎、佐野洋子 ナレーター:加瀬亮
日本が誇る詩人の谷川俊太郎さんと、国内外で活躍する俳優の加瀬亮さんのコラボです。
もとの本は全編がひらがなで書かれていて、子供の純粋な心情を詩にしています。

谷川さんによって言葉にされた子供の心を、まっすぐに静かに読む加瀬さんの声は、時折胸に突き刺さるように響きます。

ひとつの芸術といえるこちらのオーディオブック、コインで購入すれば1,500円相当で聴けるのは嬉しいです。
個人的には、日本語の詩のオーディオブックがまだ少なく残念なので、もっと増えてほしいです。

デメリット

小説には向かない?

Audibleで小説を聴く場合、2倍速などにしてしまうと雰囲気が損なわれるので速度調整なしで聴いていましたが、そうするととにかく長いのです。

たとえば、森見登美彦さん作の小説「ペンギン・ハイウェイ」は、文庫本で368ページ。3時間くらいで読み終えられるはずなのですが、Audible版はなんと9時間30分
あまり難しくない本なら、速度的には自分で読んだほうが速いと思います。

拾い読みができない

実物の本や電子書籍は、目次を眺めたりページをパラパラめくったりして、気になった言葉がある場所から読むことができます。

ですが、オーディオブックだと気になる箇所が出てくるまで聴き続ける必要があります。飛ばしながら細切れに聴くのも難しいですね。

良くも悪くも、オーディオブックはある程度の時間を共にして付き合う本だといえます。
どんな本を選ぶか、どこでどのように聴くかについて、自分なりのポイントを決めておくのがよいと思います。

自分がAudibleを解約した理由

筆者が約1年Audibleを使用して解約した理由は「通勤時間が半分以下になったこと」です。職場異動のために、電車の時間は片道30分ほどになりました。
朝は、通勤しながら仕事の段取りを考えたりスマホでメールの下書きをしたりで、30分は意外とすぐ過ぎます。

結果、オーディオブックを聴けないままということが起こるようになったため、いったんAudibleを退会しました。

Audibleでは、退会しても購入したオーディオブックは自分の物で、聴きたいときにいつでも聴けます。
筆者自身も、Audible退会の前にコインをオーディオブック購入にもれなく使用しました。

Audibleの再開を検討中

通勤の時間が短くなったためにいったん退会したAudibleですが、使い方を変えればまた活用できるのでは?と思い始めました。

たまたま、1日の中で食器を洗う時間は意外と長いことに気づいたからです。休日の日は、3食分で40~50分にもなることがあります。

なんて無駄な時間なんだ…と思っていましたが、もしワイヤレスイヤホンで食器洗いの時間にAudibleを聴いたら、逆に有意義な時間になるかもしれません

また、Audibleの最近のタイトルもなかなか魅力的でした。
↓こんな豪華な声優さんも。

冒険者たち ガンバと15ひきの仲間 著者:斎藤惇夫 ナレーター:野沢雅子

児童文学の名作「冒険者たち」は主人公のネズミ・ガンバと15匹の仲間が巨大で残忍な白イタチ・ノロイに立ち向かう物語です。
この登場人物を全て野沢さんが演じるというのは、いわば孫悟空と仲間たちとフリーザを全て野沢さんが演じるようなものです…ちょっと興味深いですね。

ちなみに再入会の場合、以前にAudibleを無料体験して1年経過していれば、また1カ月の無料体験ができるようです。

Audibleの無料体験申込み方法・解約方法

Audibleは最初の1冊は無料で聴くことができ、30日経過前に解約すれば月額料金もかかりません。 
念のためですが「30日間読み放題」ではないので注意してくださいね。(→無料と勘違いして3冊立て続けに自腹購入したのは私です)

手続きも簡単です。以下を参考にしてみてください!

申し込み3ステップ

1 audible.co.jpにアクセスして無料体験ボタンをクリック、Amazon.co.jpで登録しているアドレスとパスワードを入力

2 支払いに利用するクレジットカードを登録し、「30日間の無料体験を試す」をクリックすると入会が完了(30日以内に退会すれば料金はかかりません)

3 Audibleアプリをダウンロードして聴きたいオーディオブックを選びまます。(PCはアプリのダウンロードをしなくても聴けます)

解約方法を説明します(注意:解約はPCサイトから)

1 スマホの場合、Audible.co.jpにアクセスして、画面を一番下までスクロールします。PCサイトをクリックして表示させます。

2 PCサイトで「○○さん、こんにちは!」の下に表示される「アカウントサービス」をクリックします

※退会した筆者の画像なので「未入会」となっていますが無料体験中は「Audible会員」と表示されます。

3 次画面で表示される「退会手続きへ」をクリック。(会員タイプの枠下に表示されます)退会理由を選択して退会ボタンをクリックすれば退会が完了します。

・Audibleアプリを削除しただけでは解約にならない
・Audibleのモバイルサイト上では解約ができない
→PCサイトにアクセスして解約をします

 無料体験を申し込んだら、Audibleアプリをインストールする前に、解約の日をスケジュールに入れるのがコツです!
 スマホのスケジュールアプリで、29日後の日付に「Audible解約」と通知・アラーム付きで入力しておけば、「うっかり30日経って月額料金がかかってしまった…」ということを防げますよ。

Audibleの感想まとめ

使ってみた感想まとめ

  • 電車通勤に最適
  • 速度調整が便利
  • 重い本を持たなくていい
  • 小説は朗読だと長いのが難点
  • 拾い読みできないので、時間を共にできる本を選びたい

月額料金は高くない

筆者自身は1冊1,500円以上の書籍をたまに購入するので、月1,500円で1コイン付与=1冊購入できるなら高いとは感じませんでした。
元が取れる・取れないは、Audibleを使う時間を持てるかどうかによると思います。無料体験で、使う時間があるかどうか試してみるとよいですよ。

こんな人に特におすすめ

通勤電車や家事など、手がふさがってしまう時間が多い人Audibleでの読書に置き換えられる可能性があるのでおすすめです。
自己啓発本・ビジネス本をよく買う人にもおすすめです、Audibleは月額1,500円で付与される1コインでオーディオブック1冊を購入できますが、自己啓発本・ビジネス本は紙の書籍でも1,500円以上のものが多いのでお得になりやすいです。

結局どうなん?無料体験したほうがいい?

自分がAudibleを使う時間があるかどうか、無料体験で確認するのがおすすめ!解約のタイミングを忘れないようスケジュールを入れておけば損しないぞ!!

日常の中に読書を取り入れる機会が広がるかもしれません。
30日間の無料体験、ぜひコツを押さえてお得に利用してみてください。

↓Audible無料体験はこちら!↓